えがおの架け橋

 中川区のNPO法人 えがお咲く丘が開所される「えがおの架け橋」の内覧会にお邪魔しました。
 家庭の抱える困難が複雑・深刻化し、地域のつながりも希薄になる中で、子どもたちが安心して過ごせる居場所と寄り添いの場を作りたいとの思いで、池田理事長が開設する子どもの居場所。
 一階はこども食堂と喫茶、二階は子どもたちの居場所です。
安心して過ごせる場所で、小学校低学年から「生き抜く」力をはぐくむ。安心・食事・生活習慣・学習・体験を通して、子どもたちを、みんなで育てる、そんな取り組みが行われています。私も全力で応援したいと思います。いつの時代でも、子どもは大切な宝です。

学区防災訓練

 災害時に小学校などに開設される避難所。
その開設訓練は地域の皆さんが主体となって実施されています。荒子学区の訓練にお邪魔しましたが、体育館の中にパーテーションを設置したり、簡易トイレを設置したりするなどの訓練に熱心に取り組まれていました。
実際に被災した際には、日ごろの訓練で備えていたこと以上のことはできなかったという声も聞きます。備えあれば患いなしとも言います。まずは、非常用の持ち出し袋の準備からでも構いません。
みんなが各自でできることに取り組むことで、地域の皆さんで協力しあって災害のリスクに備えましょう。

齟齬

 11月5日に開催された名古屋市議会経済水道委員会では、名古屋城天守閣の木造復元事業で、高齢者や障害者への配慮、バリアフリーに関して、「フェリーなどの内部で使用している小型の昇降機を導入する、設置階は未定」との市の方針が名古屋市より示されました。
 私は、「設置階が未定である」ことや日弁連などが大型のエレベーター設置を求めていることから、この市の方針には、大きな問題があるのではないかと質問しました。
 委員会で観光文化交流局は、はっきりと「設置階は未定である」との説明したのですが、同じ時間に、定例記者会見した市長からは、1階と2階に設置との発言が飛び出しました。どうやら、全ての人が天守閣の5階まで到達できるようにする気はさらさらないようです。
 そもそも、経済水道委員会での役所の発言と、市長が全く違う事を発言しているという二枚舌が許されてよいのでしょうか・・・・。委員会が終わって、その知らせを聞いた私はビックリ!何の為に委員会での討議のための時間を費やしたんでしょう!勘弁してよ!

高齢者を対象としたインフルエンザ予防接種

インフルエンザは他の風邪と比較して症状が重く、高齢の方がり患すると、肺炎等による重症化や死亡のリスクがあります。新型コロナウィルス感染症も終息しておらず、インフルエンザとの同時流行も心配なところです。
名古屋市では、令和5年1月31日までの期間、65歳以上の方を対象として、無料でインフルエンザの予防接種を実施しています。
希望される方は、住所、氏名、年齢を確認できるもの(運転免許証、マイナンバーカード等)を持参して、市内約1500か所のインフルエンザ予防接種指定医療機関で接種を受けることができます。予約が必要な医療機関も多いので、あらかじめ医療機関へ問い合わせの上、接種を受けてください。

質問したオーガニック給食、しっかり始まってます!

2021年6月議会で質問した、オーガニック給食。
人にも環境にも優しい有機栽培や自然栽培の野菜や米、栄養価の高い食材、精製されていない調味料といった食材を使った給食のことです。
 議会で質問したところ早速、教育委員会が動いてくれました。中川区の小学校の給食でも「オーガニック給食」が始まり、献立にオーガニック栽培のバナナが出ています。バナナにオーガニックのシールが貼ってあると、子どもたちにも気づいてもらえるかなぁと少し寂しい気もしますが、何はともあれ、安心の食材を届けることかできて良かったです!

「野田学区50周年」

 野田学区が50周年を迎えます。
 地域における人と人のつながりが希薄化する中、防災対策など、地域の皆さんによる助け合いは以前にも増して重要になりつつあり、市民の生活にもっとも身近な存在である学区の果たす役割は今後ますます大きくなるものと思われます。生活環境の向上のために、日々継続的な活動を続けてこられた学区の皆様に改めて心より感謝を申し上げます。
 学区が地域の皆さんをつなぐ基盤として、今後も大きくご発展されることを、心から祈念申し上げます。

 

 

中川区荒子学区 戦没者慰霊祭

11月3日 荒子学区戦没者慰霊祭に出席しました。317柱の英霊の御霊に感謝申し上げますと共に戦争が起こらないよう祈願しました。
戦後77年たちましたが、 北朝鮮 のミサイル発射や、 泥沼化したウクライナとロシア の紛争など、我々の生活を不安に陥れるできごとが続いています。ロシアとウクライナの紛争により、世界的なエネルギー供給面での不安定さを背景に、電気・ガス料金の値上がりが続いており、政府による生活を支援する取組も順次行われる見込みですが、地域の皆様が安心して暮らすことができるよう、私も日々活動してまいります。

名古屋競馬場

1949年に開業し、73年間多くの方、とりわけ古くからの市民の皆さんには「どんこ競馬場」として親しまれてきた名古屋競馬場が、このたび老朽化のため閉場し、弥富へ移転することとなりました。
3月11日は名古屋競馬場の最後の営業日。976万を超える名古屋競馬場史上最高金額の配当も出たそうで、競馬場の最後に花を添えた形になりました。

名古屋競馬議長として閉場の挨拶をしてきました。73年間ありがとう

令和4年2月市議会本会議質問

世界的なエネルギー資源への関心が高まる中、二酸化炭素の排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルの取り組みが、持続可能な開発SDGsの観点からも注目されています。我が国でも政府が2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを2020年10月に宣言しました。民間の取り組みが先行する中、名古屋市も後れをとってはいけないと思い、2月市議会本会議では、低炭素社会の実現に向けたテーマで質問をしました。

また、名古屋城天守閣の木造化復原についても、3年間まったく進捗がみられず、史実に忠実な復原というお題目を唱えているだけで、木材の保管などの費用だけがかさんでいます。そこで、名古屋城の木造化復原についても質問いたしましたので、その概要をご紹介します。 

〇ミドリムシを活用したバイオディーゼル燃料による低炭素社会の実現について

低炭素社会の実現に向け、世界中で、水素自動車などの研究開発が進められています。我が国でも、排出される二酸化炭素を実質ゼロとする、カーボンニュートラルの取組みが進められています。

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    (Licensed under CCBY2.0)

名古屋は自動車への依存が高く、他の大都市と比較すると、運輸部門からの一人当たりの二酸化炭素排出量が5割程度高くなっています。そのため、二酸化炭素の排出量削減は、名古屋市にとっては大きな課題となっています。そこで、自動車の燃料として、ガソリンや軽油などの化石燃料ではなく、植物や生物に由来するバイオマス燃料を使用すれば、バイオ燃料は、植物や生物が成長の過程で二酸化炭素を取り込む量と、それらを燃やした際に排出される二酸化炭素の量とが等しくなり、実質的に二酸化炭素を増やさない、カーボンニュートラルとなります。

また、水素と異なり、専用の自動車やスタンドなどがいらないため、バイオ燃料は使いやすい燃料です。現在、バイオ燃料としては、使わなくなった天ぷら油などが主として使われていますが、世界規模でバイオ燃料の争奪戦となる気配があり、既に一部では使わなくなった天ぷら油の値段の高騰も見られるようです。

ちなみに、バイオ燃料の原料は食料に求めることが多いのですが、今後、地球規模での食料危機が発生するとも言われていますので、食料を犠牲にしてまで、燃料を作るのはいかがなものかと言わざるを得ません。ですから、食料以外の原料でバイオ燃料が作り出すことができれば、理想的といえます。既に、微生物である、ミドリムシとよばれる藻の仲間から、燃料を作り、バスやトラックを走らせる取り組みが既に行われています。東京の西武バスでは、ミドリムシの燃料でバスが走っています。名古屋でも、次低炭素社会の実現に向けて、次世代の技術開発に取り組むためにも、ミドリムシ由来のバイオディーゼル燃料の活用について、実証実験をしてみてはどうかと環境局に尋ねました。

環境局からは、地球温暖化対策の実行計画の中で、「次世代バイオ燃料」を実際の車両を使って走らせるなどの試験走行を行うといった回答がありました。

航空業界では、バイオ燃料を使用していない航空機の乗り入れを禁止する国や地域がでてくるのではないかと言われており、JALやANA、プラント会社など16者が共同で、安定的な供給体制の構築に取り組むこととなりました。これが、世界の潮流です。名古屋も乗り遅れないように民間とタイアップをしながら進めて欲しいと思います。

〇名古屋城天守閣木造復元について

名古屋城木造化復原のスケジュールは、これまで3年かけて1ミリも進みませんでした。今後、予定通り進むのか?と尋ねたところ、令和4年度中に全体計画を取りまとめるとの答弁が観光文化交流局からありました。

しかしながら、これまでに、市長は、史実に忠実に復元すると言い張りエレベーターは付けない。その代わり新技術を公募する、ドローンだとか、しょいこで背負ってかつぐだとか、夢物語りのようなことばかり言い続けてきました。

しかし、新技術の公募では、1階までエレベーターを付けるのもありだと言い出しています。天守閣からの景色を全ての人が楽しめるようにすると言っていたのに、実態は全く違います。

 また、これまでの有識者の皆さんによる検討の結果、石垣に負荷をかけないように上物を作るために、コンクリートを流すというはねだし工法は、穴蔵石垣を撤去しコンクリートを流し込むことが必要となるため、石垣保全の観点から困難な見込みです。

         名古屋城

現在の技術では、石垣を棄損せずに天守を作ろうと思うと、既存のケーソンに鉄鋼の柱を立てる、いわば柱まるけの基礎構造にならざるを得ないこともわかってきました。

市長は史実に忠実にするため、エレベーターは付けない、史実に忠実でなければやらない、復元的整備はやらないと言うようなことを言っていましたが、はねだし工法が使えない以上、柱まるけの構造になるしかないが、復元的整備はやらないと言っていたので、史実に忠実でないことを理由に木造化を断念するのか?と迫りました。

市長は、「同じところに、材料も同じで、図面がある、この3つがあれば、本物なんです。7000tのコンクリートのケーソンをやめるとは言っていない、使いながらやっていく。史実に忠実な復元をめざします」と念仏のように唱え続けるだけで、具体的な方針は語ることはありませんでした。責任は取ると市長は言っておられますが、これでは責任のある態度とは言えません。その上、現在の名古屋市が進めている、木造化復元については、文化庁から再三にわたり言われている課題への対応が欠落しています。

市長に、「何が欠落しているのかわかるか?」と尋ねたところ、「城郭建築の集大成である名古屋城天守の、木造の技術の継承」が課題だとお答えになりました。

そうではないです。戦後復興の象徴である現在の天守の評価、すなわち、現の天守を取り壊すことと、木造で作り直すことの、どちらが価値のあることなのかという評価がなされていない、つまり解体までに必要とされる正当なプロセスが欠落したまま突っ走っているという点に重大な問題があるのです。

スケジュールありきではなく、丁寧なプロセスで、現天守の評価、石垣の保全、バリアフリー、全ての課題を解決できるよう、有識者全員の合意・納得を得た上でしっかりと取り組めば良いだけの話です。課題を取り違えたまま、精神論だけで、お題目のように、やりますと言いつづけているだけでは、いつまでたっても何も解決しないと思います。この問題は市議会において引き続き追及していきたいと考えています。

質問の動画はこちら

名古屋市会議員 あさい正仁(あさいまさひと)公式サイト 議会質問 (asaimasahito.com)

6月議会 本会議質問 オーガニック給食について

月曜日の午後、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。 こんにちは、浅井正仁です。

一部の熱狂的なファンの皆様の声にお答えして、今回も登壇させていただきました。皆様、お付き合いください。

さて、もうすぐおやつの時間です。おやつと言えば遠足。おやつの代にバナナは入るのか入らないのか?先生に怒られないかどきどきして夜も眠れなくなった事を思い出します。

さて、おいしいご飯と言えば、名古屋の子供達は長い間、スープを入れると熱くて持てなくなる金属の食器を使い、暖かい焼き魚は決して提供されないという、おいしいご飯からは程遠い、寂しいメニューの時代が続いていました。

名古屋市の給食が粗末だという報道から1年半が経ちましたが、私はこれまでにアルマイト食器の見直しや、スチームコンベクションオーブンの導入について質問しましたが、現場の皆さんの協力のおかげで少しずつではありますが、おいしい給食の第一歩が始まりつつあるかと思います。

メニューに、エビフライが3年ぶりに復活したり、カットフルーツであるパインアップルが5年ぶりに復活したりするなど、子どもたちにとって、わくわく楽しい、おいしい給食に近づいているのではないかと思います。

 おいしい給食を作るには、素材も大切にしなければなりません。安く買い叩いて産地の人が生活に困ったりしないように、適正な価格で取引が行われている商品を活用するフェアトレードや、持続可能な開発の観点からの、環境や生態系に配慮した素材の使用も大切な観点かと思います。無農薬野菜や減農薬野菜を使った給食もそうした取り組みの一環です。

「オーガニック給食」という言葉をご存じでしょうか。オーガニックとは、いわゆる「有機の」という意味です。

今や大手スーパーでも、有機野菜を販売するオーガニックコーナーのある店舗を見かけますし、食品に限らず、化粧品、衣料品などでもオーガニックという言葉を見かけるようになりました。オーガニックとは、各認証機関によって若干定義が異なりますが、「農場は最低3年以上農薬を使っていない」など基本的に7つの条件を満たすものだということです。

 これらのオーガニックの基準を踏まえ、人にも環境にも優しい有機栽培や自然栽培の野菜や米、栄養価の高い食材、精製されていない調味料といった食材を使った給食を「オーガニック給食」と呼び、ヨーロッパを筆頭に世界各地に広がっております。

 例えば、イタリアでは、2000年より学校給食で毎日なんらかのオーガニック食材を使用することが義務付けられています。フランスでは2022年までに給食で使う食材の50%をオーガニックにする法律が2018年に成立し、パリ市は、2020年までに学校給食の原材料としてオーガニックと持続可能な食材を50%にするという目標を掲げています。

スウェーデンのマルメ市では、2020年までに全食材が有機認証されることを提言。アメリカのカリフォルニア州では学生の95%が無料でオーガニック給食を実施。ブラジルサンパウロ市では2013年から有機食材を給食に取り入れる政策を打ち出しています。韓国では2021年、ソウル市の全ての小中高校でオーガニック“無償”給食がスタートしています。

 国内に目を向けてみますと、2017年、千葉県いすみ市が全国で初めて無農薬無化学肥料の有機米で給食を提供。その他、石川県羽咋市、愛媛県今治市、高知県四万十市、東京都武蔵野市、愛知県東郷町など、積極的に「オーガニック給食」を実施する自治体が増えております。

オーガニック給食は、持続可能な開発目標であるSDGsと大きく関係をしていますが、国内で実施されているオーガニック給食の取り組みは、1日1万食以下の規模の自治体が多く、本市のように12万食となる政令指定都市では実施例がまだありません。理由としては、オーガニック給食を実施するには、食材の収量確保や価格面での課題が考えられるからですが、このまま全国の流れに乗り遅れて良いのでしょうか。

 本日は私のこの質問の様子を、オーガニック給食の推進に向けて活動している名古屋の母親を中心とした市民団体「名古屋ママ会」の皆さんが見守ってくれています。

  ママ会の皆さん達は、愛知県内の団体と共同で給食の意識調査アンケートを実施しました。全国で5460件の回答があり、うち1026名が名古屋市民の回答だったとのことです。

ここにその一部を用意してきました。

その中で、「オーガニック給食を実施してほしい」と回答した方は、全体の93%となり、『今より給食費が高くなってもオーガニック給食を実施してほしい』と望む保護者も64%だそうです。このことは、保護者の皆さんの意識が、給食の質に向けられていることの表れではないでしょうか。

 本市のような大都市で給食へのオーガニック食材の導入が実現すれば、全国的に大きな動きになると予想できます。

  学校給食は全体で12万食もの規模なので、それだけの量を賄う食材があるのかという問題もあります。そこで、まずは副食、いわゆるデザートから始めたら良いのではないかと、私はママ会の皆さんにアドバイスをいたしました。

  するとママ会の皆さんは、あずきバーを給食に出したらオーガニック給食にならないかと、井村屋さんに話を聞きに行ったそうですがカップの商品が無く残念ながら、マッチングはしませんでしたが、諦めずに、国も、農水省が、オーガニック・エコ農産物安定供給体制構築事業などを通してオーガニック食品の普及を促進していることから、東海農政局へママ会の皆さんと話を聞きに行ったりし、やっと見つけた結果がバナナやアボカドなら確保出来るという見込みになりました。アボカドも美味しいですが、食べるときによごしてしまう。となると最後に残ったのは、運動会の時に私たちの時に必ず出されていた、そう「そんなバナナ」だったんです。

  給食にはバナナが今も出ていますが、オーガニックのバナナではありません。うまくオーガニックのバナナが供給できれば、献立に「オーガニックバナナ」と掲載し、給食だよりや食育の授業を通じて、子どもたちが実践的に学ぶ取り組みは、「名古屋市SDGs未来都市計画」につながるのではないでしょうか。

 そこで、オーガニック食材として、給食のデザートにオーガニックバナナを給食で提供するお考えはないかお尋ねしたいと思います。

また、「有機栽培」ではないですが、農薬を使用せずに栽培された県内産のみかんも、冬場の旬の食材として12万食程度が確保できるようです。このみかんは「地産地消」でもあるので、地域の食物の生産について学ぶという視点も加わり、本市のSDGs未来都市計画が加速することと思います。

また、先ほどの市民団体のアンケート結果では、「給食に求めるもの」として、「添加物が含まれていない給食」を望むのとの声が68%あり、こういった点からは、給食に昔ながらの製法で作られた天日塩、味噌、みりん、醤油などの調味料を用いることも考えられます。

有機、無農薬、減農薬、無添加、地産地消。いずれも子どもたちにとって安全・安心で、人にも環境にもやさしい「オーガニック給食」の実現につながるものだと思います。アイデアはこれだけではなく、さまざまあると思います。今後しっかりと調査をし、給食に導入可能な食材を検討していただく必要があるとは思いますが、こうした「オーガニック給食」の推進に向けて、取り組みを進めていくお考えはありますか。教育長の見解をおうかがいします。

 答弁

 令和2年2月定例会において議員からご提案のあった、学校給食における、いわゆる無農薬や減農薬野菜の使用に関しましては、価格面や供給面の課題について、検討を重ねてまいりました。

 その結果、議員お尋ねの「オーガニックバナナ」については、12万食の供給が見込めるとともに、現在の給食費の中で使用できるめどが立ちましたことから、この秋から、新たに給食の献立として提供してまいりたいと考えております。学校給食で一斉に有機JAS認証を取得した農産物を提供することは、政令指定都市初の取り組みとなります。

 生産者が手間をかけてつくったバナナ本来の美味しさを、子どもたちに味わってもらいたいと思います。

 議員が「オーガニック給食の推進」ということで示された5つの要素は、いずれも「食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることの理解を深める」「食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることの理解を深める」などといった学校給食の目標に沿うものと存じます。

 子どもたちのために、引き続き、導入可能な食材について検討を進めてまいりたいと考えております。

まとめ

ママ会の皆さんの熱意に動かされ、一緒に国にも話を聞きに行って、日本初となる政令指定都市でのオーガニック給食が、この名古屋からスタートします。実現は無理だと皆が感じていたオーガニック給食が今まさに「そんなバナナ!」が名古屋から始まります。    小さな一歩ですが、オーガニック給食の普及に向けた大きな前進となるかと思います。名古屋から全国へとオーガニック給食が広まって行くことを切に願い、私の質問を終わります。